おばさんになって挑んだプチ整形 パート2
プチ整形から2か月経った頃。友達のフィードバックを聞きまくっていた。結果、中途半端なプチ整形は、期待したほど効果はなく自己満足で終わった。みんなの笑いのネタになるというのが、私のいつもながらのオチ。
そんなこんなで、術後の結果報告もかねて、クリニックに行ってきたときの話。
私:「先生、もうちょっと鼻の穴を小さくすればよかったような気が。。。。」
先生:「〇〇さん、十分にお綺麗ですよ」
私の腹の中:“先生、口が裂けても、「全く変わりませんでしたね」とは、言わんだろう”
私:「私の友達誰一人が『おおっー、変わったね~』とは、言わないんですが。。。。」
先生:「バランスっていうものもあるしね。顔は」
私の腹の中:“バランスという言葉は、非常に都合の良い言葉だ。良くも悪くもないのが、事実、バランスではないのか。。。”
私:「・・・」
先生:「小鼻の丸みも残して立体的な構造も大切なバランスの1つなんですよ。それに、鼻の穴を小さくしすぎて息がしずらくなっも困るでしょ?」
私:「はい。呼吸困難は、困ります」
私の腹の中:“そうか、美しくなる前に人間でいなければならないのだから、酸素を十分に据える鼻の穴の大きさは、確保しておかないと不便だ。納得”
私:「ところで、この2重アゴなんですが、アゴの脂肪を溶かす注射があると聞きました」
先生:「当クリニックでも提供していますよ」
私:「ええっー、打てますか?」
先生:「〇〇さんは、注射を打つまでに未だ脂肪が足りません」
私の腹の中:“・・・・・足りない?こんもりと2重アゴを育てる気はまんざらない!”
私:「それでは、バッカルファットの除去は?」
先生:「○○さんの顔の脂肪は、バッカルファットの位置ではないんです・・・・」
私の腹の中:“また、いつものオチである。いつも私のケースは、枠外・・・”
先生:「○○さんの脂肪は、バッカルファットの下なんです」
私:「それは、ブルドックと同じという事でしょうか?」
先生:・・・・・(無言)
私の腹の中:“私=ブルドックか・・・”
私:「では、ブルドックの部分に脂肪を溶かす注射を打つことは可能ですか?」
先生:「アメリカでは、危険なところに打っているようですが、神経が近い場所に危険な液体を打つのは、カナダではしていないです」
私の腹の中:“さすが、アメリカ人!神経が焼かれるリスクを背負ってまで、打つか?!。先生のクリニックが無茶をしない事だけわかっただけでも私は嬉しいです。ありがとう”
先生:「ちなみに、リスティングするにはまだ早いですよ」
私:「先生、それでは次回は、どこを直しましょうか?」
先生が私の目の上の皮をピンセットでつまむと、「二重のラインがたるみで崩れてくる頃になったら、たるんだ部分を切り取りましょう」
私:「はい!」
というわけで、次回のプロジェクトも決まり、ルンルンでクリニックを後にした私。