深夜まで続く夕食の拷問と闘うイタリア旅行中盤編
イタリア旅行も中間地点を通過。北イタリアの山間部アックアラーニャにあるRistorante il Tartufoでトリュフてんこ盛りランチに行くことに決定。車を走らせ2時間。「Middle of nowhere(へんぴな場所)だけど大丈夫?」と、愚痴をこぼしながらレストランに向かうと・・・

あった!
「量は食べられないから、いろいろなメニューを少しずつお願い」と、オーダーをすると、出た!

前菜のスープにトリュフてんこ盛り。それでもって、また出た!

スライスからシュレッドまで、美的感覚がマヒしたトリュフのてんこ盛り。笑
へんぴなところまで来た価値あるわ。笑
帰りは、世界遺産の街ウルビーノで観光だ。1998年にユネスコの世界遺産に登録されたウルビーノ(正確に言うと登録されているのは、ウルビーノ歴史地区)は、画家ラファエロが14歳まで過ごしたことでも有名。モンテフェルトロ家のフェデリーコ公の統治下で、イタリアルネッサンス文化の中心地として繁栄したと現地のガイドさんが言っておりました。
ウルビーノを日本風に表現すると、城下町に頑丈な塀をくっ付けた要塞都市かな?

外壁の門をくぐると・・・・

塀の中は街!

ウルビーノ歴史地区内には、大学、ママ&パパレストランなど、地元の人々が生活している様子も垣間見れる空間や時間もあったりと、もう少し時間をかけて滞在したいわ、と思わせる都市でした。帰り道は、馬専用の道を降りて、私らしく速やかに退散。

次の日の夜は、またもや『Middle of nowhere(へんぴな場所)』での食事となる始末。イタリア人たちが指定するレストランは、何故そんなに複雑なの・・・・涙
そんな流れで、来ましたペンナビッリ。もう「ここ、何処や!」って感じなのである。ペンナビッリを良く言うと、美しい丘陵地帯にあるチャーミングな小さな町。悪く言うと、Sleepy Little Town(活気のない眠そうな町)。丘の上には、不気味な教会がライトアップされ、夜中なのにサッカーをする子供たち・・・・しかも、ユニフォームまで着ちゃって。笑

ペンナビッリ町民の皆さん、私は、決して皆様の町をけなしているのではありません。私的に言いますと、この不気味な雰囲気、大好きです!
ペンナビッリのレストランで食したメニューは、パッサテッリ。イタリアに来て、パッサテッリばかり食べているような気がする。パッサテッリは、エミリア・ロマーニャ州の郷土料理で、パン粉+おろしたパルミジャーノ・レッジャーノ+卵から作られるパスタ。見た目はこんな感じ。

パスタ自体は、もちっとした歯ごたえではなく、『ぐにょ』っとした食感。言葉を控えめに使う心の優しい方々は、『不思議な食感』と表現しているようですが、実際は、『ぐにょ』である。今回オーダーしたパッサテッリにもエルバステラが入っていた♡ 苦いほうれん草のような葉と特徴のない卵味のパスタのコンビネーションが非常に良い!
それでもって、デザートは、卵の少ないザバイオーネ?

ペンナビッリの郷土デザートだそうで、簡単に言うと『カップに入った甘い牛乳』と言われ、一口いただくと・・・・
(´・ω・`)?
牛乳ベースの薄いカスタードを中途半端に蒸し焼きにしたデザートかな?これは。デザートもSleepyなのか?恐るべしペンナビッリ。
んんー・・・と考えていると、落雷と大雨が始まる始末。ナメタ態度で、町にやってきた元日本人/中途半端なカナダ人を歓迎しているかのようであった。その夜、夕食から戻ったのは、午前2時。