イタリア旅行:ジジイのご長寿ネットワークの恩恵をフルに乱用したエミリア・ロマーニャ州街巡り

コロナ3年目。今年こそイタリアに旅に出ると決意。急遽、オンボロ熊蔵も参加で、いざ、イタリアへ!と、気分が高まった矢先、ビクトリアにある旅行会社さんからピローンと、Eメールが届く。気になるメールの内容はというと、OMG!航空券キャンセル通知。渡航2日前にこのような非礼な対応をしてくるとは、やはり英国航空・・・・エア・カナダと肩を並べる怠慢さである。早速、旅行会社のノーマンツアーズさんに連絡をする。ノーマンツアーズさんの親切かつ的確な判断のおかげで、Eメールのキャンセルボタンを押さずに、先ずは、英国航空に電話。1時間近く待たされた後に、やっとエージェントに電話がつながったのだ!やった!

英国航空が、私のフライトをキャンセルしようとした理由は、いたってシンプル。ボローニャからロンドン・ヒースローに帰る便だけが欠航になったために、全てのスケジュールが没になりかけたのだ。ここで引き下がる私ではない。英国航空のエージェントさんに何とかその場で航空券の調整をしてもらって無事にフライト確保!ノーマンツアーズさんの機転のおかげである。ノーマンツアーズさんは、親切かつ人柄のとても良い旅行会社さん。ビクトリア観光から高校生留学の現地サポートまで、心のこもったサービスを提供してくれる。

渡航当日。『夏の繁忙期のフライトを減便』やら『空港が人手不足で長蛇の列・遅延』など、前日のニュースで、覚悟は決めていたが、バンクーバー空港に到着したとたんに、私の便が遅延になった。想定内のシナリオである。英国航空が、$10の『お食事購入券』をくれたのだが、今のご時世$10ドルでは、お食事はできないのよ。航空会社は、インフレをご存じなのかしら?笑 それよりも、果たしてヒースローからボローニャへの乗り継ぎは大丈夫かしら・・・・ ( ´△`)

イタリアに到着するまでに24時間以上の時間がかかった。今までに、ヨーロッパがこれほどまでに遠いいと感じたことはないわ。早速、レンタカーを借りて、熊蔵をセットアップ。

ボローニャ空港からジジイのお姉ちゃんの住むリミニ県のコリアーノへ出発!ここで、イタリアの高速名物を紹介しよう。

①ほぼ全員がスピート違反!

②時速160㎞+級のポルシェやフェラーリをよく見る

③レベルの高いサービスエリア

イタリアも日本と同様にグルメの国。サービスエリアのクオリティーが高いのである。その場で絞る(もちろん機械だけど)オレンジジュース+エスプレッソ+ブリオッシュ(クロワッサンまたはボンボローネ)が、たったの5ユーロである。素晴らしい。しかも、軽食レストランも充実しているし、テイクアウトのピザやサンドイッチも美味しい。

この他にも、チーズやプロシュットなど、イタリアならではの商品もたくさん売ってる。車を走らせて約2時間、風景は、エミリア・ロマーニャの田園風景に♡

永遠と続く丘の風景が、エミリア・ロマーニャの特徴。7月は、家畜用の牧草の刈り取り時期なのである。ちょっとわかりにくいが、白いKトラの前に牧草を運ぶ大型トラックが田舎道をゆっくりと進む。

熱風と乾燥も旅の情緒の1つ。玉ねぎ畑の横を走ると玉ねぎの匂いがしてきたりと、車の窓を開けてイタリアの香りを楽しみながらドライブ。今年の北イタリアは、過去70年間で最悪の干ばつに見舞われているそうだ。アルプスの氷河が破壊したり、川の干ばつ、私達の地球の寿命は、長くはないかもしれない。車を走らせながら、英国人・探検家であるロバート・マクファーレン氏のコメントを思い出す。「人類滅亡後に残るのは、自動車とプラスチック」・・・母なる地球に感謝と謝罪である。

ジジイのお姉さんの家に到着!オリーブの木で爪をとぐ猫のフィーフィーと床に転がるサソリ。のどかである。イタリアのサソリは毒が弱いから心配無用と言われるのだが、普段見慣れない生き物を家の中で発見するのは、ちょこっと抵抗がある。

翌朝、時差ボケで早朝に起きた私を待っていたGOOD MOMENTS(素敵な時間)は、これ!

24時間以上の長旅で疲れた細胞を癒してくれる美しい朝焼け。ロマンチックな気分にちょこっと浸った後は、「さて、観光に行く前に今日の仕事でも片付けるか?!」と、仕事に生きるお一人様女のいつもの朝のスタートに戻りました。次回のブログは、エミリア・ロマーニャ州の小さな街巡り。