ネズミじゃないのよ、私の穴は。
穴あきチーズでも有名のエメンタールチーズ。原産国がスイスのセミ・ハードタイプのチーズは、チーズフォンデュのレシピでも有名。味が淡白の割には、脂肪分もカロリーも高めのエメンタールチーズ。ナッツのような風味と、書かれているのをよく目にしますが、あえて言えばヘーゼルナッツが一番近いかな?

何を食べても太らなかった若かりし日々は、チーズフォンデュがディナーパーティーのメニューに登場することも多かったような気がする。ある晩、友人たちとチーズフォンデュを囲みながら、スイスのチーズには何故穴が開いているのか?という議論に火が付いた。ああだこうだと散々議論をした結果、乳を集めるバケツの中に混ざる干し草の微細粉末が核になり、チーズに穴が開くことが分かったのだが、それでは、気が済まない酔っ払い達。『誰が一番クリエイティブな理由を述べられるか?』大会が始まってしまった。
私の番になったので、仕方なく「昔~昔、ある山岳地帯の村におじいさんとおばあさんが、住んでいました。ある日、おばあさんが、川に洗濯に行くと、川の上流からエメンタールチーズの塊が、どんぶら~こ、どんぶら~こと、流れて来るではありませんか。。。。おばあさんは、エメンタールチーズを早速拾い、自宅に持ち帰りました。大きなチーズの塊を割ってみると、中には何と、男の子が!おじいさんとおばあさんに大切に育てられ、立派な成人に育った男の子は、キアヌ・リーブス顔負けのイケメン。村の女性たちが、うっとりするほどの美男子に育ち、村は幸せに溢れました」お終い。ちなみに、その晩の友人たちの反応は、『・・・・?』でした。イケメンとチーズ、私の小さな幸せの貴重材料。うふっ
さて、今日のデッシュは、キッシュ・ロレーヌ。フランスの家庭料理。ハムまたはベーコン、オニオン、エメンタールチーズを混ぜたシンプルなキッシュです。

今回は、オニオンを飴色になるまでしっかり炒めました。ハムの代わりにハーブとマッシュルームのソテーを混ぜてもデリシャスになると思います。どんな料理もチーズをふんだんに使えば、味は何とかなる!というのが、私のずぼら料理哲学。そろそろ、冷蔵庫の買い置きチーズも尽きてきた頃なので、今週末は、ご近所のチーズ専門店に行ってきま~す。♬