Parmigiano-Reggiano とPecorino Romanoでペスト・ジェノヴェーゼ風の応用編

パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano-Reggiano)とペコリーノ・ロマーノ(Pecorino Romano)をタイトルにしてしまいましたが、今日のご紹介は、ペコリーノ・ロマーノに焦点を絞ります。 (次回は、パルミジャーノ・レッジャーノをご紹介しますね)

ペコリーノ・ロマーノは、羊のミルクを原料とした硬質チーズ。ラツィオ(Lazio)、 サルデーニャ(Sardinia)そして トスカーナの各州(Tuscany (Province of Grosseto))で生産されています。ペコリーノ・ロマーノの歴史は、ローマ時代までさかのぼります。イタリア最古のチーズと呼ばれているほど、歴史は長いのです。なんちゃって水洗式の公共トイレがあったローマ時代ですが、冷蔵庫はありませんでした。冷蔵庫の無い時代の保存食は、塩っ辛いのが特徴。ペコリーノ・ロマーノも塩分がかなりきいています。よって、そのまま食べるには、塩っ辛すぎる。ちょびっと、かじってもしょっぱい。。。。

では、どのようにペコリーノ・ロマーノを楽しむのか?お塩の代わりにゴリゴリと削ってお料理に入れます。カルボナーラは勿論のこと、ニョッキにコクを出すための隠し味にも大活躍。チーズ自体にちょっと酸味があり、ナッツのような香ばしい風味が特徴のペコリーノは、イタリア料理との相性は抜群。

今日、紹介するレシピは、私が大好きなペスト・ジェノヴェーゼを応用しました。イタリア本家の皆様に失礼の無いようにペスト・ジェノヴェーゼ『風』と呼ばせていただきます。ニンニクの芽が家庭菜園で収穫できる初夏、待っておりました『ペスト・ジェノヴェーゼ風CON(=With)にんにくの芽!』若いニンニク風味爆発のペストソースですので、ウィークデイやデートの前日に食べるのは危険です。

早速お庭の畑から、ニンニクの芽を収穫。お庭のバジルは、まだまだベイビーなので、ご近所の八百屋さんでバジル、レモンと松の実を購入。

ペストソース作りの作業は至って簡単。ミキサーに下記材料を入れて混ぜるだけ(大理石の乳鉢と棒があれば、ゴリゴリしてください。ただし、にんにくの芽をペースト状にするのはミキサーが必要)勿論、ブレンドする順番は、間違えないように。

材料:

①ニンニクの芽(熱湯をかけて、ささっと消毒しておく。先っぽのつぼみは使用しません)

②松の実(クリーミーなフレーバーを好む人は、多めに入れても良いです)

③レモンジュース(ほんのちょっとだけ)

④パルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノ

<ミックスの比率>

パルミジャーノ・レッジャーノ:80%

ペコリーノ・ロマーノ:20%

⑤バジル(柔らかく新鮮なバジルを選んでください)

⑥エクストラバージンオリーブオイル

⑦コショウ

混ぜる材料のポーションは、個人の好みにもよりますが、シャープなペストソースが好きな私は、バジルとにんにくの芽をたっぷり使います。私の料理は、感覚に任せるずぼらレシピなので、細かい説明は、無しという事でお許しを!

無事にブレンドができると、こんな感じに仕上がります。病みつきになっちゃう美味しさです!