初めてのスシロー:血だらけ事件

3月の日本バケーションの目的には、友人家族(カナダ人)の子供たちをディズニーとユニバーサルスタジオに連れて行くミッションがあった。2週間のうちに日本3都市+ディズニー&USJを回るのは、体力・精神的にも無理があると判断し、いとこの娘のKちゃんを助っ人として、東京と大阪に呼んだのだ。私の中では、Kちゃんは、ディズニー&USJプロ。アプリを使って効率的にアトラクションを回れた。きっと、Kちゃんなしでは、おばちゃんは、ディズニー&USJに敗北し、ホーンテッドマンションのゴーストとなってこの世を去っていたか、ジョーズと一緒に感電死を選んでいたであろう。

Forbes(経済紙)によると、ディズニーは、ストリーミグの投資回収にてこずっている。私も正直、Disney+の配信で見るものは、BTS以外何もない。

「ディズニーがDisney+での投資を回収しようとする際の課題の規模は、新たな調査によって明らかになりました。この調査によると、過去5年間でディズニーのストリーミング部門は、パリのディズニーランドが30年以上にわたって失った金額のほぼ3倍に相当する損失を出していることが分かりました。なお、フランスのリゾートはスタジオの最大の財政的失敗の一つと広く見なされています。」

2025年2月8日、午後7時10分(EST)の記事より。

ディズニーランドは「夢の国」(“夢がかなう場所”?)だそうだが、夢が叶う速度は、課金次第である。課金賛成派ではあるが、サンタクロースの事実同様に、子供が成長してから、ディズニーの待ち時間と経済力の関係性を子供たちには知ってもらおうと思った。

私がスシローで起こした流血事件の話を始める。これは、USJのシティー・ウォークで、「スシローに行ったことが無い」と、Kちゃんに言ったことがきっかけだった。日本を離れて30年。スシローを知るきっかけは、2年前に起きた『寿司テロ』事件。いつの時代にも、おバカな子供はいるが、日本のマスメディアの問題であったり、社長の水留浩一さんの寛大さであったり、いろいろと考えさせられる事件であった。いずれにせよ、賠償金を払わなくて済んだが、少年と家族の背負った代償は大きい。知能格差にあおりをかけてSNSで加速する脳障害と『常識』感覚のずれ、私も気を付けなくてはいけない。

スシローのカウンターに座って、Kちゃんの『スシロー取説』を聞き、パネルでメニューを拝借。ほとんどのメニューを低価格に保ち、オシャレかつ美味しい寿司に作り替える試行錯誤、ロスリーダー(他の寿司商品との組み合わせで利益を確保する戦略)、若者の魚食離れ(生魚離れ)対策、季節限定メニューなどなど、素晴らしい企業努力である。お隣の席の韓国人女子達も、ハンバーグ寿司やらオムライス寿司など、楽しんでいる様子。

私も早速、春の限定メニューを食してみる。この値段でこの価値(クオリティー)は悪くはない。海苔が、意外と美味しいので、本鮪中落ちにぎり(手巻き)を注文してみることに。Kちゃんに透明セロハンの取り外し方がなっていないと指摘されるが、何とか手巻きらしく仕上げて、パクっとした瞬間。

あれっ。・・・・・・汗

海苔が唇に張り付いた!

下唇粘膜に海苔がべたりである。

私がケガをする時のシナリオは、いつも決まって以下のとおりであす。

  • 予期せぬことが起こる
  • 判断力が鈍る
  • 『生きるか?』または『死ぬか?』の両極端の選択肢になる
  • 判断は、決まって、いつも『死ぬほどの問題ではない』に落ち着く
  • そして無茶をする
  • 結果、ケガをする

で終わる。ケガをした後の反省会では、①~⑥のステップの中に「人の意見を聞く」とか「助けを求める」を導入しなければいけないと、後悔するが、時遅し。

無理やり海苔を勢いよく剥がしてしまった。

次の瞬間、海苔と共に下唇粘膜は、見事に剥がれ、流血。これぞ、『血のり』=おやじギャグを言っている場合ではない。スシローのミニお手拭き数枚を血に染め、看護師Kちゃんの言うとおり、圧力をかけて、止血すること5分。

あーっ。やっと血が止まった。(*´∀`*)ヨカッタ

外国人観光客に向けて、『パリパリ海苔の扱い警告』をセロハンに書くべきだと意見を言ったが、Kちゃんにスルーされ、反省しながら手巻きを完食。スシローさん、お騒がせいたしました。店員さんのお優しいお気遣いに感謝しております。